mossang’s blog

不動産業者に勤める発達障害者による雑記です。日常で思ったことや役に立てるような内容を書いていきたいと思います。

宅建士ってなにやるの?

私はこれまで、発達障害の人は宅建士とって不動産行くのはやめといたほうがいいよということを

口を酸っぱく何度も何度も何度も

お伝えしてきた。

ただ、宅建士って何する仕事なの?

という疑問を持つ人もいるだろう。

なので、今回は宅建士って何をする仕事なのか?

ということについて書いていこうと思う。

宅建士は正式名称を「宅地建物取引士」という。

20万人以上が毎年受ける人気資格だ。

合格してから実務講習やら登録やら、

金や手間がかかってめんどくさい。

私は独学で合格したものの、

登録までの間に約十万円消えた。

ただ、宅建士は受かってしまえば

資格手当も出る企業が多く、給料面では美味しい資格ではあると思う。

では、宅建士は何をするの?というところだ。

宅建士ってなにやるの?

宅建士の役割

まずは宅建士の主な役割について触れたい。

不動産業界は業者と客、客同士でも知るものと知らぬもの、情報がアンバランスになりがちな業界である。

だからこそ、取引に関わる業者はお客様からの信頼が必要となる。

そのためにお客様に情報を提供し、適切な取引ができるようにすること。

これが宅建士の役割である。

宅建士を取るとできること

こんな人気な資格ってことはこの資格にしかできないことがあるのか?と思う方もいると思う。

宅建士しかできない職務は三種類ある。

重要事項説明

まず一つ目は重要事項説明である。

不動産会社は買主や借主に対し、契約前に

宅建士に重要事項説明書を交付して説明させなければならない。

重要事項説明書を作成するために水道やガスの配管がどうなっているのかとか

道路がどのようになっているのか調べてゆくのはとても楽しい。

契約前に重要事項説明をしてくれるとトラブルの抑止にもなるし、

今後住む物件がどのようになってるのか知ることが出るのは安心できるだろうと思う。

35条書類への記名押印

35条書類とは宅地建物取引法上、重要事項説明書のことで、

こちらは作成した重要事項説明書にあらかじめ宅建士の

サインと押印をしなければならないというものである。

宅建士の説明が書類の内容と一致することを証明するために行う。

37条書類への記名押印

37条書類とは売買契約書のことである。

こちらも、契約書の内容が間違いないことを証明するために宅建士により記名と押印を行うものである。

基本は営業

ここまで宅建士はなにやるの?ということについて書いてきたけど、

基本的には不動産業。

やはり一番必要なスキルは資格よりも営業力なのである。

いくら資格があろうと、営業で結果を出せないと居場所がない業界だ。

手当てのためだけにこの資格に手を出すのは正直割に合わない仕事だよなと業界にいて思っている。