炎上について思うこと
最近、未成年のSNSでの炎上が問題となっている。
例えば、この間某回転寿司チェーンで醤油の容器を舐めてしまった動画を投稿した少年が炎上してしまうような事件があった。
これ以外にも似たような事件が全国で多発している。
もちろん、こういう行為を行い動画や写真として投稿してしまう加害者サイドに非があることは言うまでもない。こっち側に関してはまた気が向いたら書こうかなと思う。
だが、私が今回色々と思うことがあるのは燃えてしまってる側ではなく燃やしている側の人たちについてである。
こうした炎上は主に、他のSNSから問題動画を拾ってきたアカウントによって、Twitterで起きている。
そのアカウントは、問題の動画や写真を拡散することで、その投稿者を非難する動きを広めている。
このような行動は一見すると正義感あふれるような行動に見えるかもしれないが、いくつかの深刻な問題がある。
まず第一にそのアカウントは、拡散行為によって炎上の燃料となってることを自覚すべきだ。
つまりその行為が投稿者を非難するだけでなく、
問題の炎上を激化させているだけである。
また、そのアカウントは、その問題行動に対して
リンチに近い状態を作り出すように扇動していると言える。
それゆえ、どっちが被害者なんだよという状態が多々起き、加害者側が反省どころか今後の人生立ち直れないような精神状態になるのではないか?
リンチしてる側も動画とか写真に撮らないだけで後ろめたいことをしたことがある人もいるだろう。
真っ白な人間なんてこの世にはいない。
結局何らかの理由をつけて人を殴りたいだけではないか?
それを扇動するようなアカウントもそういう問題動画を上げる人と同じレベルでタチが悪いと思う。
彼らがやりたいのは単に正義ヅラして人々の加虐心に火をつけてるだけだろう。
結局、そういう奴をネットでリンチするのが正当化されるなら警察なんて必要ないし法律なんて必要ないよねと思う。
現に裁判でもこういう炎上によって社会的に制裁は受けたとして賠償金とか低くなってしまった例もあるし。
まあいずれにせよ、こういう炎上って最近増えたよねと。
ネットを使うにしてもそういう情報を得た場合の倫理観は求められるよね。
最近、炎上する側も炎上させる側も倫理観が激しく低下してるなあと思う。
21世紀始まって20年弱しか経ってないけれど本当に今の時代世紀末だなあ。
私はそういう燃えてる人間に対して石を投げる人間になるよりもクラレッタのスカートを直せる人間になりたいなあと思う。