mossang’s blog

不動産業者に勤める発達障害者による雑記です。日常で思ったことや役に立てるような内容を書いていきたいと思います。

コミュ力に自信がない人ほど管理会社に就職は辞めた方がいい理由

不動産業界志望の方の中に、私はコミュ力に自信ないから営業できないし
管理会社に就職しよう!という人もいる。

私は、管理会社にもいたことがあるからこそ言いたい。

そういう人は管理会社もやめたほうがいいよと。

本日は、管理会社とは何かということと、なぜやめたほうがいいのかについて書いていきたい。

コミュ力に自信がない人ほど管理会社に就職は辞めた方がいい理由

管理会社とは何か?

不動産管理会社とは、不動産のオーナーと入居者の間に入り、オーナー側には建物の資産価値の維持や向上、入居者側には騒音や水漏れというトラブルの解消等のサービスを提供し、
オーナーと入居者それぞれの満足ゆく住宅環境を作る会社のことを言う。

具体的な業務内容は
 ・入居者の管理→賃貸借契約、契約更新、日常のクレーム・トラブル対応、入退去の立会 etc
 ・建物の管理→掃除、トラブル時のオーナーへの連絡、資産価値向上のためのオーナーへの提案 etc
 ・お金の管理→家賃の回収、滞納時の保証会社への連絡 etc

というものである。

続いて、私がやってみて思ったことを書いてゆく。

管理会社のここがキツい

単純に業務量が多い

日常の建物の管理という意味では一つ一つの仕事は難しいものはない。

だが、共用部の掃除やら草刈りやらいくつも重なってしまうと、
なかなかのボリュームになる。

その中で、さらに入退去の立会やクレーム対応なども入ってくる。

現に私も入って数ヶ月した時に頭の中がパンクした。

お客さんは基本怒ってるか怒らせる可能性が高い

管理会社の業務の一つはなんだろうか?
そう。騒音や違法駐車、水漏れなどのクレーム対応である。

クレームを入れるということは基本怒っている。
「お前らがきちんと管理しねえからこうなってんだろうがよ」

そう言われることもザラである。

また、退去立会でも怒らせることもある。

例えば、賃貸の場合だと判例から作られた退去時のガイドラインというものがあるが、
ガイドラインに従わずに高額な退去費用を徴収する企業もある。

高額すぎる退去費用を払わずにゴネる入居者もいる。

そんな状況だと揉めるに決まってる。

そんなわけで管理会社のお客さん、主に入居者は連絡をくれるときは
基本的に怒っている。

ストレスにやたら耐性がある狂人でなければ務まらない仕事である。

インセンティブがない

業務内容が多いのにもかかわらず、不動産管理はインセンティブがない。月給も基本的に低い
ボーナスがあるところもあるが、基準がよくわからない。

何をすれば給料があるかもわからない。

お金に関する査定は何もかもがわからない

やばいことに立ち会うこともある

管理会社に在籍時たまにあったのが、安否確認である。

「○○さんが連絡取れない」と金融会社であったり入居者が在籍している企業から連絡がある。

メンタル的に参ってしまって家で寝てるだけのことが多いのだが、
たまに「自殺・孤独死」であったり、
「夜逃げ」していることもある。

短い期間ではあったが、何度も安否確認しに行ったことがある。

マジで夜逃げは勘弁して欲しかった。

見たくないものをみてしまう可能性があるのが、不動産管理なのだ。

終わりに

以上が、不動産管理はきついよという理由である。

不動産管理は、お客さんは基本的に怒っているので、
それをなだめながら話を進められるコミュ力がないと、務まらない仕事である。

コミュ力に自信ないなら管理に行けという人もいるけれどそれは安直すぎる考えだ。

コミュ力がないからと管理行こうとするのは自殺行為だと私は思う。

過去記事にいくつか、不動産業界や宅建士についての私見を書いているのでこちらも見ていただければ幸いである。

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