mossang’s blog

不動産業者に勤める発達障害者による雑記です。日常で思ったことや役に立てるような内容を書いていきたいと思います。

私が不動産業を選んでしまった理由

こんにちは
mossangです。

 いきなりですが、私はこの業界に入って後悔しています。
 向いていない。とにかく向いていない。
世間一般的な情報だと発達障害の人が一番向かない仕事についています。

 そうそれが不動産業です。

 私は先日、対人面で問題がある人は、自分が向いてないであろう仕事をしたいと
思う欲求が強いらしいということを知ってしまいました。
 
 入社してからというものの、電話でうまくアポイント等が取れず臨機応変な対応もできなくて他の社員や上司からは君は営業向いてないよとほぼ毎日のように言われる日々を過ごしました。

 ではなぜ私が臨機応変さや対人のコミュニケーション能力が必要な不動産業を選んでしまったのか?

 今日は、私が不動産業を選んでしまった理由についてお話ししていきます。

私が不動産業を選んでしまった理由

 わたしが、不動産業を選んでしまった理由というものは大きく分けて4つあります。

視野狭窄

 
 まず一つ目は視野狭窄に陥ってしまったことです。
私は、大学時代に宅建士とファイナンシャルランニング技能士二級の資格を取得しました。
 
 資格というのは、需要がある資格であれば食うには困らない仕事がありますが、
一方でその資格を持っているということに縛られて特定の業種に固執させてしまうという魔力があります。

 私が不動産業にしか視点が向かなかった理由も、そこにあって、
年齢もアラサーもいいところで未経験でも就職できるところが、
必要な資格を持っている不動産業くらいであろうという思い込みを強く持ってしまいました。
 
 大学時代にもう少し自己分析を行い、自分の好き嫌いをハッキリさせておけば 
まだ苦労は少なく済んだのではないかと思います。

収入面

 
 続いての理由ですが、収入面です。
皆様は不動産業の魅力といえばどのようにイメージされるでしょうか?

 そうです。結果を出すことができれば高収入を期待することができることです。
 
 大体の企業では、固定給にインセンティブが上乗せされる給料形態となっております。

 私は、過去の記事で書いた通り金銭的に苦労してきた過去があります。
 少しでもお金を稼ぐことによって、自分の人生を取り戻したいという焦りによって、
向いていない職に就くこととなってしまったのです。

親の金銭的な失敗

 
 次の理由は、父の金銭的な失敗です。

 私の父は、福祉系の仕事をしておりました。私から見た父は真面目な人であったのですが、
ある日父は利用者のお金に手をつけてしまい、懲戒免職されることとなりました。

 結果、住宅ローンが支払うことができず、住んでいた家も任意売却で手放すこととなりました。

 私はそのとき、家を買ったとしても将来何があるかわからないということを学びました。

 家を購入しても、なんらかの理由で手放さなければならなくなったら
何も意味がない。

 なら、私は父と同じような失敗する人を少しでも減らしたいと考えるようになりました。

 父のような人を増やさないためには、どうしたら良いか?
そうだ!不動産会社で、安心して購入できる資金の話をしてあげられる営業になろうと。

大学卒業時点では接客にアレルギーがなかった

 
 続いての理由は、接客業に当時はアレルギーがなかったことです。
 私は、大学入学前はコンビニの正社員を、入学後はスーパーのレジ打ちをやっておりました。
 
 日々働く中で、接客をお客様から褒められ、「君ならどこでもやって行けるよ」と言われることすらありました。
 
 そうです。私は肯定的な意見ばかり聞いて調子に乗っていました。

 どのような職種の接客も私はできると錯覚してしまったのです。

 ですが、不動産業に入ってからはマルチタスクの業務が多く、臨機応変さが小売業の接客以上に求められます。
 
 その中で日々消耗してゆく私。
ついに自信を無くしてしまいました。

 結果、発達障害を疑い精神科に行くこととなったのです。

 なぜ、私が小売業では接客ができていたのかを改めて考えました。
結局、レジ打ちってなんだかんだルーティンワークですし、適度に機械化されています。
 
 限りなくシングルタスクに近い仕事だったから務まったんだなと思いました。
 

終わりに

 以上の4点が不動産業を選んでしまった理由となります。

 業界に入る前はある意味舐め腐っていたのではないかと思います。
 ですが、実際にやってみて自分の能力面と大きなミスマッチを感じる日々を過ごしております。

 今後は自分が生き残る為にもう少し将来を考えてゆきたいです。